まずはあぐらをかけるように。
ある変形性股関節症で悩まされる方が来院されました。
病院からは「手術をした方がいい」と言われたそうです。
でも、「年齢的にまだ早いからもう少し頑張ってほしい」そうとも言われたとのこと。
痛みがあるのでどうにかできないかと根白石整骨院へ来院。
来院されて徒手検査をしていくと、かなり可動域は狭くなっているけど動きがある。
歩行している姿を見ても歩けている。
「十分動けるようになる可能性がありますよ」と説明をしました。
なぜそう説明をしたのかというと、股関節の痛みがあるけど日によって増減がある。
増減があるのは変形が痛みの原因ではないサイン。
そして、筋肉の柔軟性があるので正しいアプローチをしていけば動くようになるケースが多いからです。
変形性股関節症の悩み
今回の方は股関節の痛みがあり薬を服用していて、夜間痛もあって眠れない。
そして関節の動きが悪くなり、爪切りができないし、靴下を履くのも一苦労という状態。
両股関節がそういう状態なので、かなり大変な状態。
こういう方は「あぐら」をかけません。
股関節を外転・外旋・屈曲という動きをすることであぐらという動作ができるのですができない。
日常生活を楽にするためには、まず「あぐら」ができるようにしていく必要があるのです。
8回の施術であぐらを達成
そういう状態だったのですが、8回の施術をして9回目の来院のときに「あぐらをかけるようになりました!爪切りもまだ万全な恰好ではないけどできるように」と嬉しい報告が。
靴下も以前よりかなり楽に履けるように。
うちでは変形性股関節症は1クール10回という話をしています。
10回は同じ間隔で通う必要があり、そこで一度見直しをしましょうと。
今回の方もあぐらをかけるまでには10回はかかると思っていましたが早くできるように。
たぶん、セルフケアを頑張ってやったのだと思います。
「手術回避」の希望が見えてきた
いつかは手術をしなければいけないという覚悟をされているようですが、施術を重ねていくことで変化していくので「手術を回避できるかもしれないと最近思っています。希望が見えてきた」ということを言っていました。
こういうケアの施術はこれからも必要ですし、頑張ってセルフケアをすれなそういう流れになることも多くあります。
自分の見立てでは、今度は階段の上り下りがスムーズになっていくと思っています。
もう少しかかりますが。
そういう状態まで行けば、回避ができるようになっていくのではと思っています。
まとめ
変形性股関節症の方を多く施術してきています。
もちろんすべての方の力になれるわけではありません。
手術しか方法がない方もいます。
でも「手術しかない」と言われた方も保存療法でなんとかなるケースもたくさんあります。
あきらめなくてもいいです。
ただ、そういう変形性股関節症で悩まされる方の「受け皿」が極端に少ない。
だから変形性股関節症で悩まされる方は、うちのように「股関節」に特化しているところへ行ってくださいね。
【根白石整骨院の情報は下記から】

荒川 佳祐

最新記事 by 荒川 佳祐 (全て見る)
- 変形性股関節症の方は「あぐら」が苦手。だからまずはあぐらをできるように。 - 2025年10月1日
- 施術を受けた後に「揉み返しはあるの?」は気になること。 - 2025年9月30日
- 変形性股関節症での股関節の「夜間痛」で悩まされている方へ。 - 2025年9月29日