変形性股関節症の「夜間痛」
股関節痛で悩まされている方で「これでも悩まされている」というのがあるのですが「夜間痛」
夜間痛というのは寝ているときに出る痛みのことを言います。
代表的なのが「五十肩」
五十肩の特徴的な症状として夜間痛があります。
それと同じくして股関節痛で悩まされている方は多いです。
とくに変形性股関節症で悩まされている方は夜間痛でも悩まされると言われています。
でもね、これちょっと注意が必要です。
変形が進行すると夜間痛が出ると言われているけど、、初期段階でも夜間痛で悩まされる方もいます。
なんなら変形性股関節症ではない。レントゲンに異常のない股関節痛の方も悩まされます。
まず一つここで知ってほしいのが、夜間痛は進行度合いで痛みが強くなるわけではない。
ただ、夜間痛でが出るのは良くない状態なので放置してはいけない症状。
そして、もう一つは寝方を変えることで夜間痛が軽減することができることも。
股関節痛で横向きで寝るとだんだんと痛みがでてきます。
そうなると無意識に寝返りを打つのですが、股関節痛があると痛みで目が覚めてしまうなんてことも。
太ももに丸めたタオルを挟んで寝るようにしてください。
柔らか過ぎなければクッションでも大丈夫。
右の股関節が痛くて右を上に横向きで寝ると、だんだんと右の股関節が内転・内旋してしまいます。
そうなると痛みが出るケースが多いのでそれを防ぐためです。
仰向けで寝る場合は、膝下にタオルやクッションを入れて、膝が伸び切らない状態して寝てください。
他にも注意点
これらは注意点なので当てはまっていないか確認してみてください。
・長風呂していないか?
・寝る前に食べ過ぎ、飲みすぎていないか?
・室温や服装など睡眠環境に問題ないか?
長風呂していないか?
身体を温めることは良いことだと長風呂をして身体を温めすぎると、その後は逆に冷えるようになってしまいます。
そうなると痛みが引き起こされます。
入浴することはいいことですが、長風呂は控えてください。
寝る前に食べ過ぎ、飲みすぎていないか?
寝る時に消化をしなければいけなくなると、身体はそこに集中して活動するようになります。
身体は冷えてしまいます。
だから、寝る前に飲食をする場合は控えめに。
室温や服装など睡眠環境に問題ないか?
薄着で寝たり、室温が低すぎれば身体が冷えてしまうこともあります。
半袖短パンなどで寝れば身体は冷えてしまいますし、真冬にエアコンを使わなければ冷えてしまいます。
まとめ
一番お伝えしたいのは「変形性股関節症の進行度合いによって夜間痛が強くなるわけではない」ということ。
ここからわかることは、変形が痛みを引き起こしているわけではないということです。
そして、対処をすれば夜間痛を防げる可能性もある。
夜間痛があるのは放置をしていい状態ではありませんから一日も早く変形性股関節症・股関節痛を良くいにしている先生のところへ行ってくださいね。
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荒川 佳祐

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