どうも。仙台の整体「根白石整骨院」
日本酒好き整体師の荒川です。
大船渡高校の佐々木君が決勝に出場しなかったのが話題になっていますね。
もくじ
元高校球児の高校時代の生活
知らない人は知らないかもしれませんが、ボクは元高校球児。
高校時代に戻りたいかといわれたら絶対に戻りたくない(笑)
それだけ大変な生活をしていたと思います。
年間休みは数日。
盆も正月も関係なし。
帰宅するのは10時近く。
それぐらい練習をしているわけで、どこかが痛くならないわけがありません。
休みがない弊害
休みがありませんから、どこか痛くても整体や整骨院に通う事ができないんですよね。
みんな同じ状態ですので、休んで通うなんてこともできる空気はないのです。
身体の専門家になって確信したのですが、そんな中で練習してもうまくなれません。
なれるのは体力がある能力の高い人。
どんどん体がおかしくなっていきボクは股関節痛で悩まされました。
指導者にしてほしいこと
だからね、学生アスリートを指導する方にお願いしたいのは「痛い」と言える環境を作ってあげること。
そして休みを一週間に一度はつくること。
これらはやってほしいと思います。
休むことはさぼりではない
自分の時もそうだったからですが、
休む=サボり
という感覚があります。
これはアスリートだけではなく社会でも言えることだと思うのです。
家事を休むとのは怠けているからというように、やらないことが悪いという風潮があります。
昔と今は比べられないから比べてはいけない
こんなときに出てくる意見は「自分たちの時代にはできたのだからできる」というもの。
昔と今では生活環境が全く違います。
こんなに気温が上がることもありませんでしたよね。
インフルエンザだって昔に比べて増えてきていますよね。
すれぐらい違うモノなんです。
子供に決断させるのは難しい
子供の頃から野球をはじめ高校球児だったのであのときのボクは甲子園へ行くことが全てでした。
ボクはレギュラーではなかったので試合にでるわけではなかったけど、もしレギュラーだったら体が壊れてもでるという思いでした。
小学、中学のときはずっとレギュラーでしたが大きい大会で優勝するのがそのときはすべてでしたので同じ気持ちでした。
でも大人になって思う事は長い人生において、そこまでする必要があるのか?ということ。
そんなことは高校生にわかるはずがないのです。そのときはそれが全てだから。
本人に決断させるなんて酷ですよ。
そうじゃないということを教えるのが指導者であり大人の役割なのではないかと。
自分がした嫌な経験をさせるわけにはいかない
うちに来院される学生アスリートの親御さんの中には「なんとしてもやらせてあげたい」と言われることもあります。
ボクもそうしてあげたい、でもこれ以上悪化したら絶対にダメということを言います。
本人が痛くないとウソを言った場合もプロなんで見抜きますからね。
大人になったらもっと楽しいものに出会い、もっとやりたいことの選択肢が広がるはずです。
古傷を我慢の勲章なんかにしてほしくない。
その後の人生の方が長いわけですから。
ボクは後悔はないけれど、もっと別な方法があったと思うのです。
そしてこの仕事をしてさまざまな学生アスリートを向き合ってきました。
やはり同じような経験はしてほしくないと心から思うのです。
これが元学生アスリートで身体の専門家であるボクの考えです。
荒川 佳祐
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