どうも。オスグッドの専門家「根白石整骨院」
日本酒好き整体師の荒川です。
夏と言えば「甲子園」
元高校球児だったのでね。
全国の甲子園出場校が決まりました。
最近は高校野球の「球数制限」などについて騒がれるようになってきました。
これはものすごくいいことだと思います。
元高校球児で、しかも身体の専門家であるボクが書かないわけにはいけない(笑)
今回は「高校野球のピッチャーの野球肩・肘」について書きます。
もくじ
高校野球の問題点
ボクはまず高校野球での球数が多くて野球肩・肘について考える前に、もっと考えなければいけないと思うことがあります。
それは「休みがない」ということ。
本当に休みがない(苦笑)
そして他の競技に比べて高校野球の練習は長い。
野球は攻撃・守備・走塁といろいろな練習をしなければいけないので、練習が長いのは仕方ない部分もありますが、休みを設けるというのは必要だと思います。
休みがないことの弊害
休みがないということは治療をうけたり、メンテナンスをするということができません。
そういうことをする前に体が回復する時間がないのです。
常にギリギリの状態で練習・試合をしているのです。
ボクも高校時代に股関節を痛めて、引退までそれは治ることがありませんでした。
走ると激痛がでる状態。
でも練習は休めないし、もう無理やりやってましたよね。
こんな人って多いです。
みんな練習前に薬を塗っています。湿布のような塗り薬をすることで、スース―させて痛みの感覚を鈍くして無理して練習するのです。
休みを必須にすべき
これは声を大にしていいたい!
高校生の部活は週5日までという決まりをを作るべき。
まずやるべきことは休み環境を強制的に作ることだと思います。
さきにも書いたけど、練習が休みでないと整体や整骨院に通うことができませんからね。
これは高校野球に限った話ではないけど、なぜなのか高校の先生方は整体や整骨院に通うことを嫌がります。
通院するのには許可が必要なようで、人によっては許可されないという話も聞きます。
そういう指導者は一日も早く辞めてほしい。
子供はあなたの道具ではない。
野球肩・肘になる原因
もちろん甲子園の連投は引き金にはなります。
ただ今までの説明で書いている通りすでに痛めるような状態になっているのですよね。
個人的には球数制限をしただけでは防ぐことは難しいかなって思っています。
まずはギリギリの状態でやらなくてもいいように、休みを設けれるように日程を調整してほしい。
その中で球数制限や連投禁止なども。そうなると私立高校が有利になってしまうと言われていますが。
考える必要があります。だって将来の宝ですからね。
頑張る姿が美しいという意見は罪
頑張る姿に感動した!なんて美談にしていてはいけない問題。
もう時代が違うのです。
気温にしても、昔より今の方が全然高い。
炎天下の中にやる必要があるのか?と考えなければいけないかと。
応援している人も大変だろうし。
本当に、生命に関わる問題とボクは思いますよ。
開催時期を考えるのか?
開催場所を考えるのか?
このままでいいということはなく、いますぐに考える必要があると思う。
高校野球は多くの問題があるなぁ。
書いたらきりがない(苦笑)
高校野球・スポーツに思う事
最近のアメフト問題ではないけど、いろいろな考えを持っているスポーツの指導者がいます。
ボクも子供の頃から勝利至上主義で育ちました。
「勝つことが全てだ!」というように。
そのおかげで上手くなったと思うし感謝しています。
でもね、違う環境で育ったら、もっと野球が好きになったかもとも思うし、勝利至上主義には限界があるように思うのです。
社会人になって思う事
ものすごく言葉で伝えるのが難しいのですが、ボクが感じた勝利至上主義というのは
「企業にとって良い会社員」というイメージ。
その会社では良い社員だけど、社会に役立つ人ではないという感じ。
いろいろな考えがあると思うけど、どこに行っても役に立つ人を育てた方がいいと思う。
甲子園に出ることはすごいことだし、出ていないボクからしたらものすごく憧れる。
でも、そこがゴールではないわけです。
それからの人生の方が長いのだから、高校野球も教育の一環だし、指導者の方には考え直してほしいなぁ。
野球肩について
野球肘について
荒川 佳祐
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