腱鞘炎になる原因をご存知ですか?
手首や親指が痛くなる腱鞘炎になる本当の原因を解説していきます。
手首や親指に痛みがでる「腱鞘炎」
腱鞘炎の原因は使いすぎが原因と言われています。
実際にドケルバン病・腱鞘炎になる方は指や手を頻繁に使う方が多いです。
確かに頻繁に使う方、使いすぎの方は腱鞘炎になりやすいのですが、本当の原因とは言えません。
なぜならば、同じような環境の人でもなる人とならない人がいるからです。
使いすぎが原因ではなく、腱鞘炎になる本当の原因について解説していきます。
目次
本当の原因とは?!
当院が考える原因は病院では言われることがないようなことです。
「えっ!こんな事が?!」というようなこともあるかもしれません。
下記に書いている4つの状態で使いすぎることで腱鞘炎を引き起こしているのです。
使いすぎは一つの要因なのです。
- 筋肉が過緊張状態で動かしにくい
- ズレがあり正しく使えない状態
- 弱い部分を使っている
- 疲れが解消できない回復しにくい状態
具体的にどんな状態なのかというと、
筋肉が過緊張状態で動かしにくい
柔らかい状態と、硬い状態で同じ動きをすればどちらの方が負担がかかるかというと、それは硬い状態ですよね。
自律神経の不調などによってリラックスしたり、力を抜くことができないタイプです。自律神経の働きが悪くなると筋肉はがちがちに硬くなります。
腱鞘炎になりやすい人は全身がちがちに硬くなっている人に多くみられる傾向があります。
モノを強く握ってしまったり、パソコンのタイピングも強かったり、力強く体を使ってしまう人はこれに当てはまります。
ズレがあり正しく使えない状態
一部分に負担のかかる使い方をしていると痛めやすくなります。
手首や指の曲げ方・使い方によって、使わなければいけない筋肉を使えていなくて、1つの筋肉だけに負担がかかっているから痛めてしまうのです。
例をあげると、スマホで親指だけ(一部分の筋肉)をつかっていると、捻じれズレをつくってしまい、手首や肘の曲げ伸ばしがうまくできなくなってしまいます。
その状態は手の骨や肘・肩に「ズレ」を生じさせてしまいます。これは手首・肘の曲げ伸ばしをみればわかります。
弱い部分を使っている
日常生活で一番使う指は親指や人差し指だと思います。使いやすい指ですからね。
でも、実は小指側の方が強いって知ってましたか?例えば、柔道で襟をつかむのって小指側で握りますよね。
バットを握るのも小指側が優位で握ります。それは小指側の方が強いからです。
でも人は便利な親指や人差し指を多用してしまうので痛めてしまうのです。抱っこも小指側でするだけで負担は軽減できますよ。
疲れが解消できない回復しにくい状態
疲労が溜まりすぎていたり、身体に不具合があり、何らかの原因によってうまく回復できない状態になっていると痛みがでて不調を教えてくれます。
足元が安定していないと、身体に力がうまく入らないようになり、腕に負担がかかり痛みもでやすくなります。
また、ホルモン変化がある出産後や更年期の女性にも多くなります。
ホルモンの変化により腱鞘が硬くなり、ドケルバン病・腱鞘炎の原因になっています。
痛みのあるところだけを治療をしても良くならないのはこのような原因があるからです。
腱鞘炎になりやすい人
- 産後や更年期の女性(ホルモンによっておこります)
- 子育て(授乳や抱っこ)
- 調理師(特にラーメン屋さん)
- 楽器演奏
- パソコン作業やスマホ操作が多い
- ゴルフやテニスなどのスポーツをされる方
上記のように手先を使う方に多くみられています。
産後や更年期の女性
産後や更年期の時はホルモンの影響によって腱鞘が硬くなってしまい痛めやすくなるのです。
ホルモンの影響は自律神経が関係しますので、疲労やストレスが溜まり続けることで自律神経の働きが低下していることが原因になっています
子育て(授乳や抱っこ)
授乳や一日中抱っこをする出産後には手首や親指に負担がかかり腱鞘炎で悩まされるようになります。
腱鞘炎で悩まれている方は、特に女性に多いこともあり、筋力が弱いからと言われるのですが、そんな事はありません。後に説明しますが、使い方と体の状態が関係して腱鞘炎になっています。
多くの女性は手首の痛みを我慢して家事や仕事をしていることをご家族は理解しなければいけませんよ!
調理師(特にラーメン屋さん)
調理人、とくに中華料理で重い鍋を使う方や、ラーメン屋さんで湯切りをしているとなりやすいです。
私はよくラーメン屋さんに行くのですが、カウンターで観ていると、サポーターを付けているラーメン屋さんが多いのです。
特に人気のラーメン店は次々に作らなければいけません。緊張状態(リラックスができない状態)が続き、同じ動作をすることで痛めてしまうのです。
楽器演奏
楽器を演奏する方も腱鞘炎で悩まされる人は多いです。ピアニストもなる人もいますが、楽器のドラムをたたく「ドラマー」は特に多いです。
腱鞘炎が原因でグループ脱退や引退している人もいるくらいです。
ドラマーが腱鞘炎になるのも使い過ぎと考えられていますが、ほんとにそれだけなのか?!ってこと。だって同じくらいドラム叩いてる人っていっぱいいると思いますし、使いすぎならドラマーはみんな腱鞘炎になっちゃいますよね(苦笑)
強く握っていたり、握り方に問題があると腱鞘炎になりやすいのです。
パソコン作業やスマホ操作が多い
スマホは日常的に使いますし、使い出したら長時間使っていることなんてこともありますよね。
特に親指を使うことが多いのでドケルバン病・腱鞘炎になる事が多いです。
使う動作を考えてほしいのですが「常に曲げた状態で」使いますよね。その状態が長く続けば伸すのが苦手になり、一部分に負担のかかり痛めるリスクは高くなるのです。
これはパソコン作業も同じです。
マウスを握る右手は特にそうですが、親指は曲げっぱなしです。
パソコン・スマどちらの動作も共通して言えることは、指だけではなく、肘も曲げっぱなしで肩や首にも負担がかかり続け、腕に過緊張状態が常に続くので痛めやすくなるのです。
当然ですが、日常生活では常に腕を使うのでそれだけでも負担がかかることが多いですよね。
ゴルフやテニスなどのスポーツをされる方
ゴルフやテニスをする方は「握る」という動作をします。この際に「強く握りすぎている」ことで痛みを引き起こしてしまうのです。
腱鞘炎になる人の共通点は「忙しい人」
上記でなりやすい人やいろいろな原因を書きましたが、共通して言えることは「忙しくて疲労している」ということ。
忙しくて疲労していると自律神経の働きが低下してしまいます。
その結果、自分で良くなろうとする働きが弱くなったり、筋肉の過緊張をおこしてしまいます。
だから腱鞘炎を良くするうえで必要なのは、自律神経の働きを良くするということ。
これは痛みのある部位へストレッチやマッサージしたり、電気をかけてもおこりませんよ。
腱鞘炎の整体をお探しの方へ
病院で腱鞘炎と診断された時、ほとんどが湿布を処方され、サポーターをつけて安静にしましょうと指導されるくらいです。
一般的な整骨院ではテーピング・ストレッチを指導されて、マッサージや電気がおこなわれるだけで一向に良くならない。
そんな経験をしてきた方は、ぜひ当院へご相談ください。
当院がおこなう腱鞘炎への整体
当院がおこなう整体は、全身をみて調整していき
- 負担のかかりやすい状態の改善
- 動きやすいように改善
- 正しく動かせるように再教育
- 身体の回復力を最大限に高めるサポート
これらによって腱鞘炎を改善していきます。詳しい整体方法については下記の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください!!