腱鞘炎・ドケルバン病にテーピングは効果あるの?
腱鞘炎(ドケルバン病)で悩まされてテーピングやサポーターをつけている人をよくみます。結構見ることが多いのが「ラーメン屋さん」。お店によっては中華鍋を振りますし、湯切りをしますよね。それで負担がかかり手首や親指に痛みがでて悩まれているようです。実際に腱鞘炎が原因で、お店を休みにすることもあるようです。腱鞘炎・手首の痛みで悩まれている方は、やはり手や指を多く使う方に多くみられます。
腱鞘炎は使いすぎが原因と言われるけど
ちょっと一般的ではないかもしれませんが、腱鞘炎を考えていくなかでわかりやすい「ある職業」があります。それは「ドラマー」楽器のドラムをたたく人のことですね。腱鞘炎が原因でグループ脱退や引退している人もいるくらいです。一般的に手首の痛み「腱鞘炎」というと使いすぎと言われます。ドラマーが腱鞘炎になるのも使い過ぎと考えられていますが、でもほんとにそれだけなのか?!ってこと。だって同じくらいドラム叩いてる人っていっぱいいると思いますし、使いすぎならドラマーはみんな腱鞘炎になっちゃいますよね(苦笑)
テーピングの効果は?!
テーピングを貼ることで痛みが軽減するなら貼ることは悪くはありません。しかし、テーピングは貼り続けると皮膚がかぶれてしまいますし、皮膚が弱ければテーピングを貼ることができません。
そして何よりも重要なことは、負担を軽減されることがあっても治してくれるものではないということ。本来ならば痛みで動かすことができない状態を、テーピングを貼ることで痛みを緩和させて無理やり動かせる状態にしているだけ。逆に悪化させてしまうリスクがあるということを知っておいてくださいね!!
サポーターやテーピングを貼ることで、動きを悪くしてしまい、つけた事で痛みがでる!というときはやめましょうね!!
腱鞘炎になりやすい人
手首や親指の痛みで悩まされている方は、全身がちがちに硬くなっている人に多くみられる傾向があります。リラックスしたり、力を抜くことができないので、
- 物を握るのも強く握ってしまう
- パソコンのタイピングも強い
- マウスを強く握っている
- 字を書く筆圧が強い
などなど、必要以上に力強く体を使ってしまうのです。当然ながら、そのほうが体を痛めるリスクは高くなりますよね。
だから「手首が痛いだけなのになかなか治らない。。。」なんて考えてしまいますが、全身に関係する問題なので、手首の痛みといえども全身を見ていく必要があるのです。だから、手首が痛いからとサポーターやテーピングを貼って、その場しのぎをしていると、どんどんひどくなってしまうので、手首に痛みがでるのはよっぽどの状態ですから早めに治療をうけましょう!!
腱鞘炎の治療方法について下記の記事に詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
→腱鞘炎の治療方法について