オスグッド病でストレッチはやるべき?
ストレッチを指導されることの多いオスグッド病について当院の考えを解説しています!
サッカーやバスケットをしている小学生・中学生に多い膝の痛み「オスグッド」
オスグッドになると太ももの筋肉に柔軟性がないからストレッチをやってくださいと言われるケースが多いです。
当院にはオスグッドで悩まれている小学生・中学生が多く来院していますので多くの施術経験がたくさんあるわけですが、ストレッチは一切しませんし、ストレッチはやらないでください!と指導しています。
ストレッチを今までやってきて良くならなかったわけです。効果的な方法ではないのです。ストレッチをやらない方がなぜ良いのか?!を解説していきます。
目次
オスグッド病とは?
オスグッド病というのは膝の下の骨がボコッてでてしまい痛みがでる症状です。
一般的におこなわれるストレッチ
一般的には「太ももの筋肉が硬くなっているから」というのが原因と言われ,太もものストレッチをしましょう!などを指導することが多いです。
どんな方法でおこなう
たった状態で痛みのある膝を曲げて踵をお尻につけるようなストレッチが行われます。
もしくは上の写真のように座った状態で膝を曲げて太ももを伸ばす方法が行われます。
当院が考えるストレッチの問題点
当院ではストレッチをおこなうことで悪化すると考えています。
- 太ももの筋肉が硬くなっているが、なぜ硬くなっているかが大事。
- 他の所に原因がある可能性が高いから、そもそも必要がない。
- 引っぱられて骨が出ているのを更に引っぱれば悪化する。
これがおもな理由でオスグッド病での太もものストレッチはしないように指導しています。
わたしはオスグッドになった経験がないですが、オスグッドで来院している子供に「ストレッチして膝痛くない?」と聞くと、ほとんどが「痛い」と言います。
痛みは「これ以上負担をかけないでくれ!」というサインです。
痛みを我慢しておこなうストレッチは悪化させてしまうのです。
間違ったストレッチは悪化する可能性が高いです。そしてそもそも、ストレッチは元気な人がするもの。
痛み解消におこなうものではありませんよ!
太ももが硬くなる原因
ストレッチが推奨される理由が太ももが硬くなっているからです。
だから硬くなった太ももの筋肉をストレッチしましょうということなのですが、硬くなっているのにも原因があるのです。
- バランスが悪くなっている
- 真っ直ぐ立てていない・立ち方が悪い
- 自律神経のバランスが悪く過緊張している
このようなことが原因で太ももが硬くなっているのです。
だから安易に伸ばせば緩むかというと緩みません。
身体のバランスの修正や体の使い方の改善などをしていく必要があるのです。
おすすめのセルフケア
自宅で簡単にできる続けられる方法をお伝えしています。オスグッドはセルフケアをすることで改善スピードが断然に早くなります。
- ①500mlの「水のペットボトル」を用意します。硬くないペットボトルですよ。
- ②そのペットボトルに水を三分の一くらい水を入れてください。
- ③そのペットボトルで足裏でごろごろ転がしてください。
これだけです。水のはいったペットボトルを足裏でころころ転がすだけなんです(笑)
やって痛みがある場合はすぐにやめてくださいね!!痛みがないことが前提ですから。他にも効果的な方法がありますのでお伝えしています。
このセルフケアの目的
オスグッドで悩まれる子供は足元が不安定になっています。
このセルフケアをすると足裏が地面につくようになり安定します。
その結果として「膝にかかる負担」が軽減されていきます。
膝の痛みなのに足裏?!と驚かれる人もいますがかなり効果的です。
このセルフケアをしても痛みがなくなるわけではありません。
しかしやることで改善が断然に早くなりますよ!!
他にもセルフケアあります
オスグッドで悩まれている子供の状態によってセルフケアを指導しています。
誰もかれもが同じことをすれば良いわけではありません。
そしてネットの動画や写真・文章だと間違った方法でやってしまいます。
ほとんどが正しくできていない。
当院ではあなたにあったセルフケアをお伝えして早期に改善できています。
ストレッチよりも大事な生活習慣
何かをやるということも大事な考えですが、体に良くないことをしないという考えも必要になってきます。
- 入浴して疲れを解消
- 睡眠時間をしっかりとる
- 長時間のスマホやタブレットをみない
- お菓子・アイス・ジュースを控える
これらはストレッチやセルフケアよりも大事なことです。良くない事をやり続ける方が治りが悪くなりますよ!
子供がオスグッドで悩まれている親御さんへ
私の臨床経験から言えることは、オスグッドはが安静、放置していてはいけないものです。
自己流でストレッチをしたり、ネットで動画をみてストレッチだけでは良くなることはほとんどありませんし、安静にして湿布を貼っても良くなるものではないのです。
膝に痛みがでやすい状態になっているから。
それを改善しなければ、痛みがなくなってきたから走ってみよう!と走ると再び痛みがでるようになってしまいます。
成長痛だからと諦めずに、積極的に施術をおこなっていきましょう!!
オスグッド病の整体をお探しの方へ
この記事を読まれている方は、整形外科や整骨院へ行っても良くならなかった方と思います。
「スポーツ専門」や「膝の名医」と言われている病院や整体・整骨院へ行っても良くならなかったという方も宮城県内だけではなく県外からも当院へ来院されます。
私自身も小学生の頃から野球をしていた学生アスリートでした。
その中で痛くて練習できない、試合に出れないという経験をしたこともあります。その経験がすごい嫌だったから、してほしくないんです。
そのような経験から当院ではオスグッド整体に力をいれています。
たくさんのオスグッドの治療をさせていただいたおかげで痛みを引き起こしているのには「原因」が必ずあり、原因に対して適切な施術をおこなれば痛みは改善されていくのということがわかりました!!
施術回数と期間
当院では多くても一か月に5回の施術で競技に復帰できるようにしています。
プロセスが大事になるのですが、歩いて痛くない⇒ジョギングしても痛くない⇒ダッシュしても痛くない⇒競技に復帰
このように徐々に体にかかる負担を上げていき競技に復帰してもらいます。
さらに詳しいオスグッドについて施術方法は下記の記事に書いていますので、参考にしてくださいね。