腰痛の原因をご存知ですか?
腰に痛みを引き起こしている原因を詳しく解説しています。
腰痛で悩まれている方は多く整形外科に通院している理由で一番多い症状です。国民の4人に1人が腰痛で悩まれていると言われています。
なぜ、これだけ病院や整骨院がありたくさんの方が治療をうけているのに腰痛が減らないのか?
正しい治療をうけていないからです。正しい治療をうけるには正しい原因を知る必要があります。
腰痛の原因についてまとめていますのでぜひ参考にしてください!
目次
腰痛の原因になるものを分類
- 筋肉疲労
- 骨の変形・病気
- 内臓の問題
と分類できます。
腰痛がおこる原因はさまざまあり、病院の検査で原因がわかるものと、わからないものがあります。
筋肉疲労
レントゲンなどで異常がみられないと病院では「腰痛症」と言われます。また、老化を原因として「変形性腰椎症」と言われることもあります。どのようなことで腰痛がおこっているかというと
腰に負担のかかる動きをしている
腰に負担のかかる動きをしている
現代社会は座っている時間が長いです。座っている時間が長いと腰に負担がかかり続けているということが言えます。理美容師や料理人などの立ちっぱなしの仕事をしている方や、肉体労働をされる方、スポーツをしている方、重い荷物を持つ仕事をしている方、介護や保育の仕事をしている方は腰に負担がかかるので腰痛を招きやすくなります。
股関節・膝が硬くなっている人は腰を痛めるリスクが高くなりますよ~!!
腰の骨(背骨)の異常
腰に負担をかけ続けることで腰の骨が変形したり、病気や老化によって腰の骨が変形したり、炎症をおこすことがあります。
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎分離症・すべり症
- 骨粗鬆症による圧迫骨折
- 化膿性脊椎炎
- 結核性脊椎炎
これ以外にもありますが、上記のようなものが原因で腰痛になっていると言われます。
ただし、ヘルニアや脊柱管狭窄症などは腰に負担をかけ続けてなるケースが多いです。
腰痛の原因と言うより、腰痛が悪化したからなるものです。
内臓の問題
内臓疲労をおこしていることで腰痛は引き起こします。内臓疲労というのは暴飲暴食でおこるもの。それだけではなく腰痛は病気の症状としてでることもあるのです。消化器・泌尿器・子宮や卵巣などの病気でも腰痛がおきます。何回か治療しても腰の痛みが変わらない場合は病院で検査をすることをおすすめします。
その他
心因性腰痛
最近では腰痛の原因が「ストレス」ということも言われています。抗うつ薬を処方される場合もあるのですが、痛みが和らぐことがあっても治るわけではないということ。
病院でおこなわれる治療方法
腰痛の方に病院でおこなう治療は保存療法をおこないます。それでよくならない場合は手術をおこなうこともあります。
- 薬物療法
- 物理療法
- コルセット・テーピング
- 運動療法
- 注射
- 手術
このようなことが行われています。
当院がこのような治療に対する考えは
薬物療法
保存療法でまずおこなうのは、筋弛緩薬・痛み止め・血流改善薬・ビタミン剤などの飲み薬や湿布を処方されます。痛みを和らげるものであって治療方法ではありません。飲んで効果があるものは、痛みが我慢できない場合は有効な方法です。最近では「リリカ」という神経性疼痛緩和薬を使用することが多くなっていますが、薬には強い副作用があるので注意が必要です。
物理療法
腰などに電気をかける「電気療法」、温めたりの「温熱療法」、腰を引っ張る「牽引療法」をおこないますが効果が低いものです。現在では病院でも牽引は「効果がない」と言われるようになっています。また腰のマッサージなどをおこなう場合もありますが、腰痛時に腰に刺激を与えると痛みが強くなることもあるので注意が必要です。
コルセット・テーピング
コルセットをつけることで骨盤を安定させ、一時的に楽になる感じがありますが、痛みの原因を改善するわけではなく、負担の軽減です。依存してしまい筋力低下や動きが悪くなってしまうこともあるので長期の使用は控えたいものです。
運動療法
腹筋が弱いから!と腹筋をしましょう!筋肉が硬くなっているからストレッチを!と指導するところもあるようですが、無理にストレッチや腹筋をすることで骨盤に負担がかかり症状が悪化する方が多いので気をつけましょう。痛みを感じる場合はすぐにやめてください。
注射
強い痛みやしびれがあるとブロック注射をうつ場合もあります。神経を麻痺させて痛みを遮断する方法ですので、この方法はあくまでも一時しのぎと言えますが、どうしても動かなければいけないというときは有効な方法と考えます。
手術
上記のような保存療法で効果がみられない場合は手術をすることもあります。
腰痛治療の際に大事なこと
上記でおこなう治療方法は「痛みに対した」対処療法をおこなっています。痛みを止めることをしているのです。原因で書いている通りで腰痛は原因があっておこっています。根本的に腰痛を改善するには原因を改善していくしかなにのです。
病院では言われることがない腰痛の原因ですが、
腰に負担がかかりやすい状態
歪みやズレ、捻じれがあることで、身体が不安定になっていて腰に負担がかかりやすい状態が原因で腰痛になるケースです。これは足の捻挫や外反母趾でもおこりますし、サイズがあわない靴を履くことでもおこりますよ!!
ヘルニアや脊柱管狭窄症で手術をおこなっても再び同じような症状で悩まれることが多いのは、腰に負担がかかりやすい状態を改善していないからです。
腰痛の方におすすめの寝方
腰痛で悩まれている方はとくに仰向けが苦手です。なぜかというと、硬くなっている筋肉が引っ張られてしまい痛みが出るからです。
そんな方におすすめの寝方があります。
写真のようにタオルを丸めて膝下に入れて寝るのです。
これだけでも痛みを軽減することができます。よく質問をいただくのですが「どうやって寝れば良いですか?」ということ。睡眠中は自分でコントロールできませんので、寝返りがうちやすい環境で寝ましょう。
腰痛治療をお探しの方へ
腰痛というのは「腰に痛みがでる」という症状ですが、原因はひとそれぞれ違います。
- どうやった時に痛みがでるのか?
- いつ痛みがでるのか?
- 腰のどこ(背中、腰、骨盤)が痛いのか?
これらによっても原因が違いますし、施術や対処方法が変わってきます。病院や整体・整骨院に通院しているのに、なかなか良くならないという方が多くいるのは、腰痛とひとくくりにされて、湿布を貼ったり、痛みどめを飲んだりしてその場しのぎのことをしているからです。痛みのある腰に電気をあてたり、マッサージをすることも同じです。全身を検査して治療をおこなっていく必要があるのです。
当院がおこなう治療について詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
→腰痛の治療方法について