変形性膝関節症・膝痛で悩まれている方の入浴方法
変形性膝関節症に効果的な入浴方法があります!!
膝の関節が変形してしまうと「拘縮」と言って膝の曲げ伸ばしができなくなります。しかし、このような拘縮も動くようになることもあるのです。そのために入浴はとても効果的ですし、大事なことです。
今回は変形性膝関節症・膝痛で悩まれている方の入浴について書いていきます。
まずは「変形性膝関節症」について説明していきますね!
目次
●【変形性膝関節症の症状】
- 膝の曲げ伸ばしがうまくできない
- 歩行時に膝に痛みがでる
- 水がたまる
変形性しているから痛みがでていると思われがちですが、そうではなく変形性するくらい膝に負担がかかっているので痛みがでてしまっているのです。
炎症がおきていたり、半月板という軟骨が損傷していると「水がたまる」こともあります。
●【変形性膝関節症の診断方法】
上記のような症状で納悩まれて、病院でレントゲンやMRIを撮った際に
- 軟骨に傷がついている
- 関節の隙間が狭くなっている
- 骨棘(骨のトゲ)ができている
このような異常がみられます。
●【変形性膝関節症の原因】
変形性膝関節症の原因として「一次性」と「二次性」があります。
一次性
原因が不明、一般的に老化などで関節の軟骨がすり減ることでおこるものととらえられています。中高年に発症するもので若年者には少ないものです。
二次性
膝を以前に痛めた経験がある人におこるものです。専門用語的にいうと膝に既往歴のある方にみられるものです。若い世代にみみられるものです。変形性膝関節症は年齢が高くなるほど多くなります。
今回はこのような「変形性膝関節症・膝痛で悩まれている方の入浴方法」について。
●【膝痛の方は入浴した方が良いの?】
まずは変形性膝関節症や膝痛の場合は入浴した方が良いのかという方もいると思いますが。
「入浴した方が良い」ということが言えます。
入浴しましょう!!積極的に入浴してください。
ぶつけたとかケガでなければですが。
お風呂に入ることは「温熱療法」になるので効果的です。
入浴して温まると膝が動きやすくなる
変形性膝関節症や膝痛で悩まれている方は経験あると思いますが、入浴した際には膝の痛みがやわらいだり、動かしやすくなることがあります。身体が温まると動かせるようになるのです。
入浴した際に痛みがない範囲で膝を動かしてあげましょう。当然ですし、してはいけないことですが痛みがあると動かさなくなります。こうなってしまうと拘縮がすすみ変形も進行していまうのです。
入浴した際に膝を曲げ伸ばしたり、極力動かしましょう!!
身体を温めると痛みを感じにくくなる
そして身体を温める事は痛みを感じにくくなることを知ってますか?
寒い時と、温かい時に太ももを叩いたらどちらが痛いでしょうか?
寒いときですよね(笑)
●【まとめ】
シャワーだけで済ませずに入浴することはとても大事です。そして「温熱療法」で膝を部分的に温めるより、全身を温めた方が効果的です。
そして変形性膝関節症は
- 運動療法
- ヒアルロン酸などの注射
- 膝にたまった水を抜く
- 薬物療法
- 手術
これらが病院では選択されます。もっと先にやるべきことはありますので、たかが入浴と思わずにぜひ参考にして実践してみてくださいね!!
変形性膝関節症や膝痛の原因・治療方法について詳しく書いていますので、ぜひ参考にしてくださいね~