変形性膝関節症におこなわれる手術方法とは?
膝痛がどんなに治療をうけても良くならない場合は手術を検討する必要があります。
変形性膝関節症で病院がおこなう治療は物理療法や運動療法などをおこない保存療法をおこないます。悪化してしまうと、手術しか方法がない場合もあります。変形性膝関節症におこなう手術方法はおもに2つの方法がとられています。
- 高位脛骨骨切り術
- 人口膝関節置換術
高位脛骨骨切り術
膝関節を構成する下の骨(脛骨)を切ることでO脚を矯正する手術方法です。
メリット
人工関節の手術と違って術後にも膝を深く曲げられます。
デメリット
日常生活に戻るのに時間が長くかかってしまいますので入院期間が長くなります。日常生活に戻るためには、骨がくっつくまで時間がかかるため3〜4ヶ月かかります。60歳未満におこなわれる手術です。
人口膝関節置換術
関節軟骨がほとんどなくなるくらいすり減り痛みが強い場合は人工関節にする手術をおこないます。
メリット
この方法のメリットは手術をすると痛みがなくなります。
入院期間も一ヶ月くらいで、歩き始めも一週間後から可能と言われています。長い治療期間が必要もないです。
デメリット
手術後は膝関節を深く曲げられなくなります。正座などの動きができなくなります。またどんな手術にも言えることですが感染をおこすリスクもあります。
人口関節ですので、近年では長い期間使えるようになっていますが、交換のために再度手術が必要になることもありますので若年者にはおこなわれない方法です。
手術後の注意
手術後に気をつけなければいけないのは手術がおわったら終わりというわけではないということ。
変形性膝関節症になった原因や、リスクを改善してく必要があります。
できることは
- 体重のコントロール
- 筋力が落ちないように動かす
- 身体のケア・メンテナンスをおこなう
安静にしすぎてもいけませんし、負荷のかかる運動をたくさんやることは良い方法ではありません。
当院が考える変形性膝関節症の原因
上記の注意点でも書きましたが、原因があり膝に負担がかかり続けた結果として膝が変形してしまうということ。当院に病院で」変形性膝関節症だから手術が必要です!」と言われた方も、整体をうけることで痛みなく生活がおくれるようになっている方は多いです。変形してるかた痛みがでるというわけではないということも言えます。
当院が考える原因は
・捻じれやアンバランスにより膝に負担がかかりやすい状態
・膝を正しく使えていない状態
この2点により、
- 筋肉や関節に負担がかかっている
- 膝の動きが悪い事で潤滑油になる滑液が分泌されにくい
これらによって変形性膝関節症が引き起こされていると考えています。立っている時や、歩くときに膝が内側や外側を向いてる方は注意が必要なのです。要するにO脚・X脚になっている状態。
手術をしなくても治る方法はあるかもしれませんので、ぜひ一度ご相談してみてください!
変形性膝関節症の原因や治療について下記の記事に詳しくまとめていますので参考にしてくださいませ〜
⇨変形性膝関節症の原因と治療方法について